【韓国・全州】韓紙工房見学
2011 / 08 / 06 ( Sat ) ![]() 工房の外には、原料の楮がたくさん置いてありました。 ![]() この器具で原料を染めるそうです。 ![]() 染められた繊維がつけられている水槽。 ![]() 先程私たちの体験で使った木枠の大判。上の水槽につけて一度すくうと韓紙2枚分になる大きさです。 ![]() 作業開始! ![]() 韓紙を漉いたら、木枠から取り外し、 ![]() 漉きたての韓紙を重ねていきます。 ![]() さすが熟練の技ですね。こんなことして破れないなんて・・! ![]() 重ねる時、ビニールの細い紐を一本ずつ間に挿みます。 ![]() どんどん重ねられていく韓紙。ここまでが水槽での一連の作業でした。 ![]() 黒っぽい色ばかりこんなに重ねられていくので、どうしてか聞いてみたら、今は茶色の韓紙を作っているとのこと。 そして、他の色の韓紙を作る時には、一度作業場を全部きれいに洗ってから、また新たな色で原料を染めて作るんだそうです。 だから仕入れの時、まったく同じ色の韓紙って再入荷が難しかったのか~。と、韓紙が作られる工程を見て今更ながら納得しました(^^;) さて、ここからは、先程の体験で漉いた韓紙を乾かしてもらった熱い板での仕上げ作業に移ります。 ![]() 漉きたての時よりも随分と水分が抜けた状態の湿った韓紙。 ![]() 端に細長い棒を乗せ、先程の作業で一枚一枚に挿んでた青いビニール紐を引っ掛けると、あっという間に上の一枚がめくれます。 ![]() 板の上にのせたら、体験の時と同じように刷毛でなぞって、数分乾かしたら完成! ![]() ここでは二人のアジュンマが作業中で、一人は今作っているという茶色を、そしてもう一人がその前に作っていた様子の緑色の韓紙の仕上げ作業をしていました。日にちが経って乾きすぎたのか、緑の韓紙のアジュンマは時々ジョウロでお水をかけて紙をはがしていました。 緑の韓紙のアジュンマは緑色、茶色の韓紙のアジュンマは茶色のエプロンをしてるのは、ただの偶然?! ![]() 一枚一枚、どんどん作られていって、仕上がった韓紙の束。 ほんの1時間ほどの体験だったけど、韓紙が作られる過程を見せてもらえたらますます愛着がわきました。工房の皆さん本当にお忙しそうな中、こんなにゆっくり見学させてもらって感謝感謝です! 全州の旅は続きます。次は韓紙工芸体験を・・♪^^ 〔番外編〕 韓国らしい夏の風景と、待ってる間工房のペットと遊ぶごる坊。こんな感じで、とってもアットホームな工房でした(*^^*) ![]() ![]() ![]() |
【韓国・全州】手漉き韓紙作り体験
2011 / 08 / 05 ( Fri ) 夏休み前半、以前からずっと行ってみたかった韓国の全州に行って来ました\(^o^)/
全州といえば韓国では韓紙の有名な生産地のひとつ。そして、ビビンバをはじめ美味しい食でも有名で、最近にはNHKの旅紀行番組でも紹介されていましたね!まわりでも「行ってみた~い」という声も多いので、一泊二日の旅で体験したことをレポートしておきます♪ まずは手漉き韓紙作り体験(韓国語では`한지뜨기’)&工房見学です。 ![]() 『全州伝統韓紙院』 http://hanzi.co.kr/ ![]() まずは楮の繊維を溶かした水の水槽に、持ち手のついたざるの様な道具を沈めて水をすくいます。 繊維の水をすくったら、平行に持って前後左右に道具を振ります。しっかりと前後左右に振ることで、楮の繊維が均等になり、厚みにムラのない韓紙ができるそうです。 ![]() 余分な水を切ったら、韓紙の装飾♪ ![]() 色とりどりの韓紙を動物や草花の可愛い模様に切り抜いたパーツをいただいて、自由にアレンジしました。 ![]() アレンジ完了☆ 別の道具を使った次の工程に進みます。 ![]() 黒色の不織布(?)のようなものを一枚敷いた上に、先程漉いた状態の韓紙をのせ、巻きすのような道具を上に敷いたら ![]() コロコロローラーを転がして、さらに余分な水を除きます。 ![]() くっついてこないようにそ~っとめくったら ![]() 吸引機(?)でさらに余分な水分を除きます。 ![]() 熱してある板にひっくり返して置いたら刷毛でなぞり ![]() 保護用の黒い布をそ~っとめくって ![]() 2、30分乾かしたら完成☆ 厚みにも模様の配置にもちょっとムラはあっても、自分で漉いた韓紙ならそれも愛おしいですね。嬉し~♪ ちなみにこちらの全州伝統韓紙院での手漉き韓紙体験は、予約制で、ある程度まとまった人数での予約が必要とのことですので、体験してみたい方は渡航前に相談しておくと安心ですね。 (私達は、団体さんが体験したあと、その残りの材料で体験させていただけました *^^*) 写真が多くなるので、工房見学の様子は次に・・。 |
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